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抜き打ちの調査
抜き打ちの調査やテストって受けたことありません?
事前に予告もなく、「じゃあ今日はいきなりだがテストやるぞー」とか
「監査部の依頼で」のような、意味不明な建前で迫ってくる嫌なイベントです。
いつもは
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/05/image.jpg” name=”上司” type=”l”]なんでいつもいきなり声かけるの?相手のスケジュールを確認しなさいって何度言えばわかるの![/voice]
なんて勝手に怒り出しちゃったりする人もいますが、
「監査です」「抜き打ちです」
って言えば何でも許されちゃうんですかね?
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]今度から、え?これ抜き打ちで実力試してるんですよ?とでも言ってやりますか?というのは置いといて、今日は軍隊の抜き打ち検査の話題です。[/voice]
ロシア軍の抜き打ち検査
これは、SKSHTと呼ばれる、戦略的コマンド訓練の一環として、
軍隊がどの程度即応性(すぐに展開できる力)を保っているのか?
をテストするために行われたものです。今回は2017年3月26日~28日の3日間、
ロシア軍空てい部隊を対象に行われました。
公式発表によると、
約3万人の兵士が抜き打ちの戦闘準備の対象となり、約4万台の兵器や軍用機、100機以上の航空機が訓練に参加した。(ロシア国防省)
と、抜き打ち検査の中でもかなり大規模なもので、内容も
実際に指定された地点への空爆までもが含まれており、
実戦さながらの内容となっていました。
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]そして、今回も抜き打ち検査を知らせる有名なアレが絶大な威力を発揮しました。[/voice]
恐ろしいアラーム
ロシア軍ももれなく、アラームを使用しています。
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/04/dsc_0049-1.jpg” name=”知人” type=”l”]夜間にアラームが鳴ると血圧が少なくとも10は上がる[/voice]
くらい、アラームは恐怖の対象となっています。
このアラームは絶対的な権力を持ち、従う以外の選択肢はないと考えてもらって結構です。
このアラームが鳴り始めたら
«Рота, подъём! Сбор!(ろータ、パドヨーム、スボーる!)» 「小隊!起床!集合!」
の怒鳴り声とともに、最短で着替え、武装し、整列しなくてはなりません。
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]このアラームをヤバい順に解説していきましょう![/voice]
4種類のアラームとその解説
ヤバい度★ «СБОР(スボーる)»
これは「集合」を意味しており、直ちに着替えて集合することが求められます。
ヤバい度★★ «ТРЕВОГА(トゥれボーガ)»
準戦闘警報であり、危険が迫っていることを知らせるものです。この時点で規定の装備で集合しなくてはなりません。
ヤバい度★★★ «БОЕВАЯ ТРЕВОГА(バエヴァーヤ トゥれボーガ)»
「戦闘警報」を意味し、戦闘を即座に開始できる体制を要求します。
ヤバい度 «ТАЙФУН 77(タイフーン セミヂェシャーチセミ)»
緊急事態が解除された際にこのランプが点灯します。
«БОЕВАЯ ТРЕВОГА(バエヴァーヤ トゥれボーガ)»の時の一連の流れ
まずランプが点灯し
«Рота, подъём! Сбор!(ろータ、パドヨーム、スボーる!)» 「小隊!起床!集合!」
装備確認した上で着用します。
武器庫から小銃を取り出します。
兵士に作戦要綱や契約書類を手渡します。
基地を出発→戦地へ の流れです。
まとめ:アラームの秘密
- ロシア軍の非常時を知らせるアラームは大変恐れられている。
- 非常警報の際は、完全武装で戦地にすぐに赴く必要がある。
- 非常事態が解除された状態は「タイフーン」と呼ばれている。
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