天気予報って当たりますか?

天気予報が当たるかどうかなんて質問はナンセンスですよね。

と統計的に予想をしているものなので、外れることは当然あります。
かつては気象を予想する技術は「神業」とされ、邪馬台国の卑弥呼は
天気予報が上手だったために女王にまで上り詰めました。(諸説あります)

絶対に外せない日
- 大切なゲームの日だったり
- 親しい人とのバーベキューだったり
- 国家的な行事だったり・・・
天気だけはどうしようもない、とあきらめていませんか?
そんなことはありません。天気は100%コントロール可能です。
5月9日

5月9日は何の日?とロシア人に聞いてみてください。

と、「戦勝記念日」と100%言い当ててくるでしょう。
どうしましょう、戦勝記念日、予報では雨です・・・

ロシア軍が天候をコントロールしている

ロシアでは、2000年初頭から、特殊な薬剤を空中に散布して
パレードの前に雨雲を吹き払うのが恒例行事となっています。
この技術は、非公式に「雲の銃殺」と呼ばれており、
雲の種類に応じて
- 顆粒上の炭酸ガス
- 液体窒素
- セメントの粉末
をベースにした混合物が用いられます。
これを散布すると、湿気がその周りに集中するので、周囲に飛来する雲が乾燥した状態となります。
強力な雨雲は、ヨウ化銀で「爆撃」することで対処します。
爆撃にはAn-26、An-12、Yak-42の航空機が使用されるとのこと。

雲を爆撃しに行く
これ、環境には影響ないんでしょうか?という通信社の質問に対し、ロシア気象庁の長官はこう答えています。

もちろん、いまだにロシアの専門家の中でも意見が分かれているようですが・・・
このほかにも、レーザー照射で雲を撃退する方法がありますが、ロシアではなく中国で用いられています。
5月9日の天気予報

これはウラジオストクのパレードですが、同じく晴天です。
もう皆さんは、モスクワの5月9日の天気が、予報いらずで分かるようになりました。
間違いなく「晴天」です。

まとめ:天気をコントロール
- 「雲を爆撃」することで、50~150kmの範囲を晴れにできる。
- 環境への影響はいまだに未知数。
- 5月9日のモスクワの天気は「快晴」