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天気予報って当たりますか?
天気予報が当たるかどうかなんて質問はナンセンスですよね。
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/03/451301213.jpg” name=”天気予報士” type=”r”]天気予報は過去のデータを参考にすると、この雲の動きなら天気は~[/voice]
と統計的に予想をしているものなので、外れることは当然あります。
かつては気象を予想する技術は「神業」とされ、邪馬台国の卑弥呼は
天気予報が上手だったために女王にまで上り詰めました。(諸説あります)
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]ニュースを見て、天気予報を元に予定を立てることが多いかと思いますが、正直天気がこっちの予定に合わせてほしいですよね。[/voice]
絶対に外せない日
- 大切なゲームの日だったり
- 親しい人とのバーベキューだったり
- 国家的な行事だったり・・・
天気だけはどうしようもない、とあきらめていませんか?
そんなことはありません。天気は100%コントロール可能です。
5月9日
5月9日は何の日?とロシア人に聞いてみてください。
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/05/IMG_4024s1.jpg” name=”通りすがりのロシア兵” type=”l”]戦勝記念日に決まってるだろ![/voice]
と、「戦勝記念日」と100%言い当ててくるでしょう。
どうしましょう、戦勝記念日、予報では雨です・・・
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/05/putin1.jpg” name=”とある大統領” type=”r”]Это не допускается. (エータ ニェ ダプスカーエッツァ=それは許されない)[/voice]
[aside type=”normal”]戦勝記念日とは・・・毎年5月9日にロシアで行われる、第二次世界大戦でドイツ軍に勝利したことを記念する一大行事。ロシアでは大規模な軍事パレードが毎年行われている。[/aside]
[kanren postid=”2278″]
ロシア軍が天候をコントロールしている
ロシアでは、2000年初頭から、特殊な薬剤を空中に散布して
パレードの前に雨雲を吹き払うのが恒例行事となっています。
この技術は、非公式に「雲の銃殺」と呼ばれており、
雲の種類に応じて
- 顆粒上の炭酸ガス
- 液体窒素
- セメントの粉末
をベースにした混合物が用いられます。
これを散布すると、湿気がその周りに集中するので、周囲に飛来する雲が乾燥した状態となります。
強力な雨雲は、ヨウ化銀で「爆撃」することで対処します。
爆撃にはAn-26、An-12、Yak-42の航空機が使用されるとのこと。
これ、環境には影響ないんでしょうか?という通信社の質問に対し、ロシア気象庁の長官はこう答えています。
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/05/IMG_4024s1.jpg” name=”ロマン・ヴィルフィンド気象庁長官” type=”l”]気象コントロール用の薬剤は、環境に何の影響も与えない。極めて局地的に使用されるので、大気の循環全体、雲と前線の形成、推移などには全く影響しない。[/voice]
もちろん、いまだにロシアの専門家の中でも意見が分かれているようですが・・・
このほかにも、レーザー照射で雲を撃退する方法がありますが、ロシアではなく中国で用いられています。
5月9日の天気予報
もう皆さんは、モスクワの5月9日の天気が、予報いらずで分かるようになりました。
間違いなく「晴天」です。
[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]ちなみに、晴れにするために3億ルーブル(6億円ほど)の予算をモスクワは計上しているとのこと。プライドですね。[/voice]
まとめ:天気をコントロール
- 「雲を爆撃」することで、50~150kmの範囲を晴れにできる。
- 環境への影響はいまだに未知数。
- 5月9日のモスクワの天気は「快晴」
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