ロシア人とウォッカの間に結ばれた強すぎる絆の話が泣ける

ロシア人はウォッカがお好き?

「ロシア人=酒豪」のイメージ

ロシア人というと、四六時中ウォッカを飲んでいるような酒豪のイメージがおなじみですよね。

確かに、ロシアを訪れると昼間っから飲んだくれている人をよく見かけます。

2016年にロシア連邦の消費者監督庁が発表したデータによれば、

ロシア人1人当たりの年間平均摂取量は、純粋なアルコールにして10リットル強です。

それでも「昔と比べれば、最近は飲酒量がガクンと減った」というのだから驚きです。

彼らの酒に対する情熱はこれだけじゃ収まらず・・・

酒好きすぎるロシア人の驚きの「飲みクチ」

ロシア人はメタノールや薬剤を酒代わりに飲む、という話を聞いたことがありませんか?

現在も、貧しい地域では酒を買うお金のない人が代わりにメタノールを飲む習慣が残っています。

2016年にはイルクーツク州で、

酒代わりにメタノール入りの入浴剤を飲み、住民49人が死亡する事件が起きました。

この事件を受けてロシア政府は非常事態宣言を出しましたが、

貧困層の間では有害なアルコール製品(飲用ではない)が常用されていることは以前から問題視されていました。

 

どうして彼らは命を危険にさらしてまで酒を飲もうとするのでしょうか?

実はその背景には、

ソ連時代に酒をめぐり、命がけで政府と戦い続けてきたロシア人の驚くべき努力の歴史があるのです。

ユーリ(Yuri)
ロシア人が受け継ぐ、酒への真実の愛をご覧ください。

 

ソ連政府が断行した禁酒政策

その名もСУХОЙ ЗАКОН(乾いた法令)

1985年5月16日、ソ連最高会議で次のような法令が採択されました。

それが『違法醸造の撲滅、アルコール中毒者への措置強化について』、別名「乾いた法令」。

https://365info.kz/2018/04/istoriya-suhogo-zakona-v-sovetskom-soyuze/

その内容は、

  • アルコール販売店のうち、3分の2以上を閉鎖する
  • 販売許可が下りた店でも、アルコールを売っていいのは14時~19時まで
  • 公共の場でアルコールを飲むのは禁止
  • 結婚式などのイベントの場でアルコール禁止
  • 職場でアルコール禁止。もし飲んだら罰金・退職処分
ユーリ(Yuri)
職場でアルコールを口にするなんて日本じゃ考えられませんが、当時のソ連では当たり前の風景だったんですね。

この法令は都市部だけでなく、自治共和国すべてに通告され、

ソ連全土で酒をやめようキャンペーンが開始されることとなりました。

この法令を受けて、ウォッカの生産量は1年で75%以上も減少することとなります。

アルコールによる税収入は当時のソ連国家予算の大部分を占めていましたが、

その収入を投げ捨ててでも、政府は禁酒政策に乗り出す覚悟を決めたのです。

ユーリ(Yuri)
政府、本気です。

なぜ政府はそこまでして国民に酒をやめさせたいのでしょうか?

その驚きの理由がなんと・・・

理由:「国民が仕事にやる気をださないのはぜんぶ酒のせい」

禁酒政策を手掛けていた共産党中央委員会によれば、

ソ連経済が停滞している主な理由が、

  • 共産主義を支えるはずの国民の、全体的な道徳倫理観の欠如
  • 労働に対するやる気のなさ
  • 国民をこうさせているのはぜんぶぜんぶ酒のせい

だというのです。

https://365info.kz/2018/04/istoriya-suhogo-zakona-v-sovetskom-soyuze/

今から思えばなんだそりゃ!となりますが、

当時は酒による事件や事故、職務放棄が絶えなかったのです。

こうした背景から、ソ連全土では過去にもみないほど大規模に禁酒政策が断行されていったわけです。

しかし、

いくらダメって言われても

 

ロシア国民、負けません。

 

「政府当局 VS. ロシア国民」の壮絶なる戦いがはじまる!

1. アルコール認可店に殺到!

アルコール販売を認可された数少ない店の前には、連日大行列ができました。

https://365info.kz/2018/04/istoriya-suhogo-zakona-v-sovetskom-soyuze/

アルコール販売がスタートする14時に向けて、朝から並びます。

https://365info.kz/2018/04/istoriya-suhogo-zakona-v-sovetskom-soyuze/

酒をめぐって大乱闘!男に掴みかかるおばあちゃん!

2. 仕事中「さて、お茶でものむか・・・(中身はウォッカ)」

結婚式や、日々の仕事中にもやっぱりお酒が飲みたいロシア人。

紅茶や水に見せかけて、ティーポットにウォッカやコニャックを仕込んでこっそり飲むのが流行りました。

ユーリ(Yuri)
酒くさくなってバレそうな気がするけど・・・

いくらこっそり飲むとはいえ、職場での飲酒が見つかれば即クビ&罰金です。

ソ連時代に職を失うことは大変なリスクだったはずですが、ウォッカへの愛が勝つんですね。

3. ないなら作れ! 違法醸造や薬剤のアルコール抽出にチャレンジ!

当初は国外からの酒の密輸も盛んに行われていました。

しかし政府の取り締まりが強化されたことでいよいよ酒が手に入らなくなったころ、

なにかウォッカ代わりになるものはないかと探した結果、

ロシア人は薬剤や化粧品、洗剤からアルコール分を抽出することを思いついたのでした。

https://365info.kz/2018/04/istoriya-suhogo-zakona-v-sovetskom-soyuze/

当時人々の間で主流とされていたのは、

  • 薬草から作られる消毒用チンキ剤(薬局で購入)
  • メタノールを含む不凍剤(小売店で購入)
  • 強いアルコールを大量に含む消毒用の強力オーデコロン(小売店で購入)

この3つは、常に在庫不足の状態が続くほどの大人気商品となりました。

ユーリ(Yuri)
このようにして、人々は愛するウォッカへの忠誠心を持ち続けたのでした。

禁酒政策のおかげで良いこともあった?

キャンペーンは1985年~1990年までの5年間続けられたのですが、

この5年間だけで男性の平均寿命が2年半も延びる(63歳くらい)という快挙を達成しました。

実際に酒の流通量は格段に減少したため、少なくとも人々の健康状態はかなり改善されたといえます。

そのほかにも節酒の成果として、

  • アルコール中毒を原因とする事件・事故の減少
  • 出生率の増加

が挙げられています。

まとめ

ロシア人はウォッカが好きというのは有名ですが、

それには酒を守るために命を張ってきたロシア人の涙ぐましい努力が隠されていました。

しかし、薬剤を飲むのはさすがに危険すぎるので、どうにか改善すべきですね・・・。

【お酒のために海外旅行】その背景にある深刻な問題

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ABOUTこの記事をかいた人

【略歴】貿易会社、情報機関で長く働いていました。
【興味関心】テクノロジー/金融/軍事/宗教心理学/マーケティングです。
【運用言語】多言語対応(メインは日・英・露+αで数ヶ国語)
【ひとこと】現在は本業の他にMOMCOMのアドバイザリーを兼任しています。