少年兵
というワードはご存知かと思います。
紛争が頻発している地域では、多くの子供たちが強制的に徴兵され、国際的な問題にもなっています。
しかし、どこからが国際社会から批判される少年兵なのでしょう?
少年兵(しょうねんへい)あるいは少女兵 (しょうじょへい)(英: Child soldier)、は、18歳未満の子供の兵隊のこと。特に、陣地を守らせたり、プロパガンダを提供するために、軍事活動に強制動員する場合を指す。(ウィキペディア)
ウィキペディアでは、18歳未満の子どもの兵隊、とされています。
しかしこの少年兵、発展途上国だけの問題ではありません。
先進国では通常の教育機関だけではなく、未成年に軍事訓練を施す国防省管轄下の学校が存在します。
日本でも、18歳未満の少年少女が集う「少年工科学校」が存在しますね。[/voice]
ロシア連邦
では、軍事教練の科目、通称NVPが通常の学校にも存在します。
肉体的・精神的な訓練だけでなく、国としての哲学や歴史を扱ったとても面白い内容ですが、
今回は訓練の様子を写真を交えて紹介します。
やみみくもに「少年兵」と紹介するアメリカ側のメディアのプロパガンダの真意を見抜きましょう!
訓練の様子
学校に平然とライフルがある世界なんて想像がしにくいかもしませんが、これはあくまで教育なのです。学校に竹刀や防具があっても不思議には思いませんよね?
銃の分解組立こそ男のための訓練だ。ロシアの男なら60秒を目標に、分解組立ができるレベルにまで練習してもらう。
ここではSAIGA-12を使って訓練しているが、当然AK-105をはじめとする、ロシア軍の装備品も使うぞ。
女の子の顔と、後ろでヒマヒマしている少年・・・
我がロシア軍の装備品に頼らずとも、戦闘ができる体作りを怠ってはならない。(ロシア兵のコメント)
それぞれの学校には「愛国クラブ」という、軍事訓練をより深く学びたい生徒に向けたクラブがある。
装備品を傷つけないように、ここでは発射機構を取り除いたAKS-47を用いて訓練を行っている。
これは、全周防御をどのようにはるか、という野外訓練の一部だ。。
装備品の一つ、ガスマスクGP-5を用いたガス訓練だ。これはグラジュダンスカヤ・アバローナ(市民防衛)の一つでもある。
士官学校では、15歳でも空挺訓練の一部が受講可能だ。
目的は?
このような基本的な訓練を施すには、相当なコストがかかります。
ロシアの軍事教練は一貫したコンセプトを保ち続けています。それは、
国民に自国の政治経済・軍事的状況に常に関心を持たせる、ということです。
批判するわけではないですが、学校の政治経済カリキュラムを削ってヒップホップとかダンスとか入れるって、何のメリットがあるんですかね?
まとめ:秘密の軍事訓練
- いわゆる「防衛学校」の生徒は少年兵とは言われない。
- 国民に自国の政治経済・軍事的状況に常に関心を持たせる為に、学校で軍事教練を行う国がある。
- 「少年兵」というワードは同情を誘うために、メディアに悪用されがちである。
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