【ただのお祭りじゃない】5分で理解できるロシア戦勝記念日パレード(2017年復習ver)

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トップ画像は去年のロシア戦勝記念日の画像です。

5月9日はロシアの対独戦勝記念日です。

兵士がアゴを上に向けているのがわかるでしょうか?これはその場にいる自分の指揮官に対して、武器で塞がっている両手を使わずに敬意を払うポージングです。この場面では、兵士が大統領もしくは元帥に向かって敬意を払っています。

5月9日はロシアの戦勝記念日で、ロシアにとっての一大イベントです。

正しくは「対独戦勝記念日」であり、第二次世界大戦でロシア軍(ソ連軍)がドイツを破ったことを記念し、国民の休日となっております。

他のヨーロッパ諸国やベラルーシやウクライナといった旧共産圏でも同じイベントがありますが、常にロシアだけはこの日を別格に扱っています。

しかし、戦勝記念日が祝われるようになったのは最近の話だと知っていましたか?

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]ロシア国内でぼーっとテレビを見ていると、あたかも対独戦勝記念70年おめでとう!と70年ずっと祝い続けているように思わせてきますが、それは巧妙な罠なのです・・・[/voice]

一体何が目的なのでしょうか?

現代の戦勝記念日は、”一体感”を演出し愛国心を高めるイベント

現代の戦勝記念日をロシア人に言わせると

  • たくさんの兵器や兵士が素晴らしいパレードを行う日
  • 町中が兵士のコスプレであふれる
  • サッカーのような一体感を味わえる一大イベント

と、第二次世界大戦を思い出す日、よりもイベント色が強いのがうかがえます。

圧倒的なコンテンツ力で、知らない人も気を惹かれてしまう?

戦勝記念日のパレードはロシア軍が威信をかけて行うため、

その内容は好きな人だけでなく、初見の人でも見入ってしまいます。

2017年のパレードを静止画で振り返ってみましょう

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]1時間半の動画なんかみなくても、この記事さえ読めば何があったかすぐ理解できますよ![/voice]

生中継で振り返る戦勝記念日パレード

2017年の戦勝記念日パレードを、

検索したら出てくるようなつまらない静止画ではなく、

実際にロシアのテレビを見ている感覚で解説します。

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]これは、ロシア24というチャンネルで、モスクワの戦勝記念日パレードを生中継しています。また、同時中継でほかの都市や拠点の戦勝記念日パレードが同時に行われている=一体感を出す演出を行っています。右上からグローズニー、レニングラード、シリアです。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]まずはマーシャル(元帥)が車両で登場し、開会式に突入します。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/05/putin1.jpg” name=”大統領” type=”l”]大祖国戦争は最後の戦争であることを切に願い(以下省略)[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]まずは制服に身を包んだ各種兵科が行進を行います。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]大祖国戦争で大活躍したT-34が、車両部隊を率いてやってきます。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]続々と車両が入場していき・・・[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]この年は新型戦車のアルマータが公開されました。こうして新兵器をバカバカ見せ、「ロシア=先進的で強い」という刷り込みを繰り返し行っていきます。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]戦車部隊の隊列は圧巻ですね![/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]北極圏に展開する特殊塗装を施した車両も登場します。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]戦略ロケット軍の大陸間弾道ミサイルです。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]一通り車両が通過した後に、軍楽隊による演奏が行われます。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]ベテラン(退役軍人)にプーチンが自ら握手をしに行き、「戦争で活躍した人=大統領ですら尊敬の念を持つ」という憧れを植え付けさせます。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]各種兵科の現役の高官や大将へのねぎらいも欠かせません。[/voice]

赤の広場からほど近い場所に、戦没者を慰霊する消えない炎があります。

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]戦没者への尊敬を表すために、献花を行っていますね。[/voice]

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]大統領は「英雄都市」と呼ばれる、大祖国戦争で多大な犠牲者を出した都市に献花し、各都市へのアピールを狙います。[/voice]

こんなビッグイベントが、国を挙げて行われていたらそりゃあ見ますよね?

同じ興奮を共有したら、なんかみんなが友達に思えてきませんか?

一体感を出すもう一つの仕掛け

全く知らない人でも、自分と同じ何かを身に着けていたら

その人に親近感が急にわくっていう経験は誰にでもあると思います。

ロシアは巧妙に、リボンでその一体感を作り出しているのです。

ゲオルギー・リボン

このゲオルギー・リボンと呼ばれるアイテム、ご存知ですか?

なんとなく見たことはあっても、その詳細を知る人はあまりいません。

町中で配られています

ゲオルギー・リボンはロシア帝国とソ連の勲章のリボンと同じ色であり、とある情報誌によると

2005年の戦勝記念日から、社会が自発的に始めた」活動となっています。

動画に出てくる装甲車両がこのリボンのマーキングを付けていますよね?

政府関係者がこの運動に目を付けたのはつい最近になってから、と言われています。

もちろん目的は「戦争の惨禍を思い出し、繰り返さないことを再確認する」だそうです。

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]2004年=ロシア大統領選でプーチンが当選を果たし、ロシアとウクライナのガス紛争が表に出始めたとき=国内の団結が必要、と考えると、どう考えても仕組まれたブームにしか思えませんよ?[/voice]

まとめ:何が目的?

軍事パレード=「強いロシア」の効果的な演出

ゲオルギーリボン運動=一体感の創出

「兵士が尊敬される」情景の創出=軍や兵士への肯定感を高める

戦勝記念日は、ただのお祭りではありません。

ロシアの一体感を高め、国を挙げて戦いやすくする土壌を作り上げる絶好の機会なのです。

[voice icon=”https://momcom.site/wp-content/uploads/2018/02/tunnel3.jpeg” name=”ユーリ(Yuri)” type=”r fb”]モスクワだけで10億円ほど費用がかかっており、これをほかの都市でもやるんですから、そりゃあ裏が必ずあるわけです。[/voice]

[kanren postid=”2460″]

そのパレードでも群を抜いてカッコ良く見えるデジタルフローラ迷彩

おまけ:2017年戦勝記念日パレード(ロシア24)

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