FSB(ロシア連邦保安庁)にぶちのめされる
どうも、
MOMCOMのユーリです。
お約束の通りロシアのブラックマーケットの話をします。
◆ブラックマーケット=
(その名の通り)闇市場のことです。
実際に私の知っている話です。
これを教えてくれた人は
2-3年前にFSB(ロシア連邦保安庁)につかまり、
既に足を洗っています。
私の知る武器商人が捕まったときは、
前触れもなくいきなりドアが蹴破られ、
黒い服に身を包んだ、溶接工のようなヘルメットをかぶった軍団に叩きのめされたそうです。
※ちなみにこの動画シーンで出てくるセリフは、
「ニカムー ニ ドゥヴィーガッツァ」
(全員動くな)です。
⇒警察や特殊部隊が突入の時に必ず叫ぶセリフシリーズ上位です。
上記の動画はイメージですが、多分こんな感じ。
私はFSBの現役の隊員とペイントボールで戦ったことがあるのですが、
その時の話はまた今度しますね。
ロシアの元裏社会ブローカーとネヴァ川を散歩
彼(=仮名ニコライ氏とします)の実話です。
冬のサンクトペテルブルグ、
凍ったネヴァ川の近くを歩きながら話しました
錨の塔がある付近は完全に凍り歩けるので、
子供たちがはしゃいでました
それでは、彼と話した時のメモを見ながらお話します。
ロシアこそ武器の最大市場
今日も外が寒くて耳が取れそうだな。
じゃあ早速あの話をしよう。
知ってると思うが、ロシアは過去も現在も武器売買ビジネスが非常に盛んな地域だ。
これも知ってると思うがロシア軍の一派は、犯罪組織や国家紛争地域にガンガン入ってくる武器の最大の供給源だ。しかも興味深いのが、違法流通する武器の半分以上は、ロシア国防省の倉庫から直接入ってきている。
なるほどね。やっぱりそうなんだね。その武器はどこから手に入れる?
知りたいだろう。そのために90年代初頭の話からしよう。
ロシア南部の武器の購入希望者はハードウェア市場(PCや雑貨など何でも扱うマーケット)で簡単に販売者を見つけることができ、共通の目印さえあった。その印はトレーの上に銃弾のカートリッジがなぜか置いてある。それは「武器売ります」という目印だ。
まじか。今も同じように買えるの??
まあ買えるっちゃ買える。だけど少しだけ事情が変わった。確かに今日、ガン・ディーラー(銃の売人)は、そのハードウェア市場や銃砲店の近くにいる。ただ当時と違うのは銃よりも銃身(バレル)を売っていて、捕まるリスクを最小限に抑えているんだ。 もしお前が素人で、誰からの推薦もなければ、お金だけだまし取られてしまう(業者間では「投げ売り」と呼ばれる)。もしくは、「汚れたもの(犯罪に使用された跡がある)」を買わされる羽目になるだろう。
じゃあブラックマーケットでは、ちゃんとしたブツはもう買えないのか?
なるほどね。じゃあもうちゃんとしたブツは買えないの?
そこが気になる所だろう。実は買える。1993年には約150億ルーブル(約2,000億円)の武器が違法にマーケットで売りさばかれていた。
しかもその頃、申し訳程度にロシア軍は年間1,000丁(計8,000丁)の「銃器」を盗難・紛失したと、わざわざ公式発表している。
その数字は信頼できるの?
いや・・・実際に面談をした複数の武器商人によればこの数字は嘘らしい。実際には年間数百億円。ロシアでの銃器の平均取引額は約700ドル。違法武器市場の売上高は年間500億円にはならないとおかしい。一部の犯罪グループは自分たちのリスク回避のために、表の市場では売買に参加しないから完全な数字をつかむのは難しい。しかも、この数字には弾薬の金額は含まれていないからこの数字以上の売買がなされていることは全然不思議ではない。つまり、ロシア軍が公式に発表した盗難や紛失とされた額と市場予測は明らかに合わないということだ。
なるほどね。なんだか聞いちゃいけない話を聞いている気分だわ。ちなみに、その数字のズレはどうやって帳尻を合わせているんだろう。言える範囲で教えてよ。
良い視点だな。教えてやろう。
大きく分けて3つの原因がある。それは・・・
次回に続きます。
なぜ闇マーケットに横流しされた武器は、後で帳尻が合うようになるのでしょうか?考えてみましょう。
おまけ:本日の【迷彩美女図鑑】
一時期、
「戦う女性は美しい」のコンセプトのもと、毎回3~
「どこの軍か、装備は何か」
(情報を正そうと思います。)
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